今や7人に1人は35歳以上で出産する高齢出産時代。わたし自身も高齢出産で2人産みました。「高齢出産だから育児が大変」というわけではないですが、高齢出産だからこその育児の悩みも少なくありません。そこでこの記事ではわたしが感じた高齢出産ならではの育児の悩みとその解決情報をのせました。同じ悩みで悩んでいる人の参考になればと思います。
高齢出産の人は想像以上に多い!
高齢出産とは35歳以上で初めて妊娠出産する人を指し、現在日本では7人に1人は高齢出産というデータがあります。
[chat face=”face_20200607_162715-e1593666549840.png” name=”港区ママ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]実際、わたしの周りのママ友も30代以上がほとんど。年齢を話すことはまずないけど、40代近くの人も少なくないです。[/chat]
「高齢出産だと恥ずかしと感じることもあるのでは?」
と聞かれますが、今のところわたしは恥ずかしいと思ったことがありません(笑)特にわたしの住んでいる港区では都心ともあって高齢ママは少なくありません。
この年で子供を持てたという喜びの方が大きいので、ママ友とのお付き合いで年だから恥ずかしいと思ったことはありません。
高齢出産だからといって恥ずかしがることは決してないですよ!
「高齢出産だと育児は大変?」
正直大変だと思います。育児は体力勝負のことが多いですから。。
もっと若い時に産んでいたら楽だったかなと思うことはよくあります。人にもよりますが、若ければ一晩徹夜しても気になりませんが、40にもなると翌日がボロボロになる人も多いです(泣)20代での子育てと40代での子育て、体力面での差が出るのは明らかです。
[chat face=”face_20200607_162715-e1593666549840.png” name=”港区ママ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]高齢出産が増えてきているとはいえ、実際ママ友と年齢をいうことはまずないから、高齢出産だと一人で悩みをかかえることも。[/chat]
高齢出産だと産後うつが増える?
実際、高齢出産だと産後うつになりやすいと警鐘を鳴らす教授がいます。高齢出産+授乳+孤立のために「産後うつ状態」が出やすくなるというのです。
出産後、数ヵ月間は卵巣がほとんど働いておらず、女性ホルモンの分泌はほとんどない。この状態で24時間育児に気を取られ、さらに周囲の協力を得られずに孤立した状況に陥ると、うつ状態が出やすくなる。それだけではない。高齢出産の場合は体の回復が遅く、長く授乳を続けるとそのまま閉経してしまうこともありうる――。
引用:ダイヤモンドオンライン
この記事を読んで本当にその通りだと思いました。現在は高齢出産が増えてきたため産前の高齢出産に対してフォローはあるものの、産後はないのが実情。
ワンオペ、孤立、ホルモンの影響、産後うつになるのも本当にわかります。
高齢出産ママの育児の悩みって何?
一般的に産後育児はホルモンバランスの崩れや寝不足などもかさなり辛いもの。
でも高齢出産だとさらにダメージが大きくなりがち。。
- 寝不足がつらい
- 膝腰腕の痛み
- 抜け毛がひどい
- 体型が戻りにくい
- 高齢の両親に頼れない
- 将来のキャリアに対する悩み
わたしもこんな悩みをかかえています。そこでわたしが実践している解決方法も含めておつたえします。
寝不足が辛い!
20代働き始めたころ、夜勤の多い職場にいたことがあります。当時夜勤明け→友達と遊びに朝まで飲むなんてことはざら。2日ぐらい寝なくても平気でした。
しかし、アラフォーで出産、夜中の授乳は本当につらい。寝不足が続くと、口の中に口内炎がたくさんできて、本当に疲れが滲みだしてしまうという感じです。多分、若い頃だったら大変だけど、今よりはましだったのではないかと思います。
現在解決策として、産後はサプリメントやハーブティーを服用。授乳中も飲んでも大丈夫なものを飲んでいます。体に症状がでてきたら服用しています。妊娠中に飲んでいたサプリメントなどあれば、継続して飲んでも良いかと思います!
腰痛、腱鞘炎、ひざなど体の痛みへの対処法
若いころから関節があまり強くなかったわたし。高齢出産した産後はさらに悪化。
子供がいない頃は、関節の痛みがあれば少し休むことができましたが、今は24時間365日、子供はずっと「ママを呼ぶため」休むことはできません。
アラフォー世代になると、通常でも体のどこかで不調がでることも少なくありません。子育ては「抱っこ」「おんぶ」「走る」などの連続。
でも授乳中だと痛み止めの薬やシップはあまり使用したくないですよね。
このような場合、腰痛、腱鞘炎、ひざ痛にはサポーターを利用しています。バンテリンのサポーターが強度が強くおすすめ!
また産後しばらくは、腰痛対策に妊娠中に購入した「とこちゃんベルト」も利用していました。骨盤をしっかりしめる効果もあるため産後の腰痛にもよいそうです。
肌、抜け毛への対処法
高齢出産はホルモンの影響も受けやすいのか、まず肌のうるおいが産後なくなり、乾燥肌に悩まされました。単純に肌が衰えたというだけならまだしも、乾燥でかゆみが出てくるほどに。おむつ替えのせいで、手をしょっちゅう洗うためか、手荒れもひどくなりました。
そこで、欠かせないのがボディークリーム。通常は安くすませるために「ニベアのボディークリーム」を使っていましたが、赤ちゃんを抱っこしなくてはならないため、香りや赤ちゃんに対する影響も心配でした。
そこで子育て雑誌によく宣伝でのっている、ナチュラルサイエンスの「ママ&キッズ」を利用。こちらは妊娠中から妊娠線を予防するためにお腹に塗っていましたが、乾燥の酷いすねや腕などの全身に使い乗り切りました。
「ママ&キッズ」はとにかく品質はもちろんのこと、クリームの伸びがいいので全身に塗りやすいんです!値段は高いのですが、ボトルタイプで忙しいお風呂上りでもとにかく急いで塗ることができるので気に入ってます。ついでに赤ちゃんにも使っていましたが、娘はさらに乾燥がひどくなり、病院でステロイドと保湿ローションのヒルロイドを処方してもらい、ママ専用となりました。
また産後同時に抜け毛の問題も起こりました。若ければ、「また生えてくるや~」と楽観視できたかもしれません。でも高齢出産アラフォーのわたしには、今後もう生えてこないのではないのかという恐怖感が。。。
そこで「育毛剤」も併用しています。ただ授乳中は使えないものも多いので注意が必要です。抜け毛に悩んだら「育毛剤」デビューもおすすめです。
肩こり、たるんだお腹がもどらない
産後高齢出産された方に特におすすめしたいのが、産後ヨガやビクスなどの軽運動です。
産後ヨガやビクスなどの教室では、産後の骨盤矯正の要素や乳などで起こりやすい肩こりを解消する運動を積極的にとりいれてくれます。またお腹が戻らないといって無理に腹筋をするのもあまりおすすめされません。腰を痛めてしまう可能性があります。
産後1カ月たったころから、運動可能になるので、産後ヨガやビクスの教室に通い全身の体のコンディションを整えるといいですよ。産院や公民館などで行われている場合もあります。赤ちゃんも一緒に参加したり、託児がある場合もあるので気分もリフレッシュされます。
また通うのが大変という方には自宅でストレッチポールの運動もおすすめ。ストレッチポールは乗るだけでも、背中の筋肉をリラックスさせる効果があるのでとにかく簡単にストレッチができるのが良い点です!
高齢出産の場合体型維持は簡単ではありません。高齢出産でなくてもアラフォーになれば体型維持が難しいのですから。健康な体型を維持したり、体のむくみを減らすためにもストレッチや運動はおすすめします。
実家の両親に頼ることができない時の対処法
自身が高齢出産だと、当然両親もそれなりに年齢が高かったり、持病を抱えていたりで全面的に支援を求めることが難しい場合も少なくありません。
夫は?というと、夫が年上の場合、年齢的に会社でも重要な役職だったり、部下がいたりで、帰りも遅いなどあまり手伝いは期待できません。(下手に期待するとイライラするこも)
ワンオペでの育児は思った以上に大変です。行政の子育て支援施設などを訪ねて一時保育を頼みましょう。安く預けられることもあります。
ただし、行政が支援する一時預かりやファミリーサポートは1ヶ月前から予約が必要だったり、空きがなかったりするので急な場合は頼めない場合がほとんど。
そこで急な場合は民間の一時預かりやベビーシッターをお願いすることがおすすめです。
事前に当日頼めるベビーシッターのサービスに事前に登録しておくことをおすすめします。
育児で助けが欲しいのは、「今」という時は少なくありません。自分の体調がすぐれず病院行きたいとか、そういう時のためにぜひ知っておいてほしいのが当日でも頼めるシッターサービスをチェックしておきましょう。
体力の衰えに備える
赤ちゃんの世話をするだけではなく、赤ちゃんが産まれると、部屋を清潔に保つために掃除もこまめにしなくてはいけないですし、気軽に外食もいけないので、食事の用意もしなくてはいけません。
子供がいないときは簡単にできても、赤ちゃんの世話をみながら全てをするためにママは休む時間がなくなります。しかも授乳もしながら。
育児は体力勝負ですが、その体力が年齢が高くなると体力不足を感じることもしばしば。
だからとにかく外部サービスやグッズに頼れることは頼ること。
買い物は生協を活用、掃除はハウスキーピングの会社にお願いするなどの方法があります。
働くママ友の間では、お掃除サービスを定期的に頼んでいるママも少なくありません。
また生協では離乳食の種類も豊富ですし、おむつやお米、飲み物などの重い物は家まで宅配してくれるため大活躍。特にコープデリは品揃えも多いのでおすすめです。
生協についてはぜひ以下を参考にしてください!
将来のキャリアに対する悩み
高齢出産になると、今までキャリアを積んできたからという人も少なくないはず。
子供を産むためにキャリアを手放さざるを得なかった人もいるでしょう。子供を授かったからそれだけで満足という方もいますが、同年代で活躍する人をみると辛くなることも少なくありません。
子宝という幸せを手に入れたにも関わらず、子育ての泥臭さに、まわりで活躍する人がキラキラしてみえることは少なくありません。
また高齢出産の場合、キャリアを取り戻すために育休復帰後に頑張らないと、と必要以上に頑張ってしまう方もいます。
若い時であれば子供の手が離れたらと少し余裕で考えられますが、アラフォー世代となると今頑張らないと将来がみえないという不安で精神的に自分を追い詰めがちです。
私も子育てのために仕事を手放しました。子供がいないときは、アジアを中心に海外に飛び交渉などの行っていました。夫も海外出張や単身赴任も多い職種で、子供ができたらワンオペで海外出張は難しい、という判断でした。
現在、女性で活躍している人をみると羨ましく思うこともあります。でも結局子育てしながら仕事の両立は想像以上に辛いものでした。一時期あまりにも自分を追い詰めてしまい精神的にまいってしまったので、今はできることをしようと、自宅でできる翻訳やライターなどの仕事をしています。
「女性にとって子育てはキャリアだ。」と会社を経営していた父は教えてくれました。人生にとって仕事だけがキャリアじゃありません。確かに、子供を産んでから、子供の愛おしさ、親のありがたさなど自分が知らなかったことが見えてきた気がします。
辛い時、無理して仕事をして体を壊しては身も蓋もありません。年齢はわりと正直です(笑)無理なものは無理とわりきり、できる範囲で頑張ったと自分をほめてあげましょう。
またそれでも辛い場合は、行政の子育て支援センターなどの相談窓口に相談するのものよいですよ。話を聞いてもらうことで、気持ちを整理したり、穏やかになれます。
東京にお住いの人なら、女性のための再就職をバックアップしてくれる「女性しごと応援テラス・東京しごとセンター」を活用してはいかがでしょうか。 東京仕事センターの事業は東京都からの委託による事業のため託児サービスがあったり、キャリアカウンセリングやセミナーなど無料で受けることができます。ハローワークでも紹介してもらいました。
再就職をめざす第一歩
まとめ
高齢出産は、妊娠中もさることながら、出産後にも体力の回復の遅れや、寝不足の影響などどうしても受けやすくなります。気持ちの面でも焦りがあり、現にわたしのように辛い思いをしたことのある人もいるのではないでしょうか。
今は行政の子育てサービスや、外部のサービスなどもどんどん新しく出てきています。お金はかかりますが、無理をしすぎるとさらに精神的に追い詰められたり、体をこわしたりしかねません。産後のママは普通でも免疫力が落ちていたり、体力が落ちていたりするものです。
無理せずに育児のお助けグッズや外部のサービスに頼ることをおすすめします。
実際にワンオペママで頑張るわたしがおすすめするお役立ち家電などを以下で紹介しているのであわせて読んでみてくださいね!
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