足し算は何歳から教えたらよいの?小学校入る前にできた方がよいの?
完璧にできる必要はないけど、幼稚園のうちに数字に慣れておいた方がそのあとスムーズかもね。
一けたの足し算や引き算は小学校1年生の1学期目で習います。
小学校にあがって「算数ができない」「苦手だとなってしまう」のは、この足し算や引き算の部分が理解できないということからはじまることが多いそうです。
算数は学年があがるにつれ、苦手か得意かわかれてしまうからできれば苦手意識は取り除いてあげたいですね。
ちなみに、子供の正常な発育を検査する機関(KIDS)によると
5つ以下の数の足し算ができるのは5歳6カ月ごろ
という調査結果があるそうです。
ただ足し算というのは、幼児期のころから日常の中で感覚として覚えることができるもの。
それを数字として体現したのが算数です。
そのため、幼児期に計算としての足し算を覚え始める前から日常生活の中で数の概念を教えてあげるのは大変重要。
たとえばモンテッソーリ教育では幼児期にダイレクトに計算を教えることはありませんが、基礎を固めるための教具をたくさんつかいます。
足し算そのものができるというより、日常の中で必要な足し算の概念が理解できるようになっていることで、小学校の算数の授業も比較的スムーズにいくかと思います。
娘にもその点を意識しながら足し算を教え、小学校に入る前には一桁の足し算ができるようになりました。
- 小学校前までに足し算ができるようになってほしい
- 学習教室や公文にいかなくても足し算、引き算ができるようになってほしい
- 算数が好きな子供に育てたい
- 早期教育や先取学習に興味ある
ぜひ参考にしてくださいね。
足し算は何歳からはじめる?
小学校1年生の算数で学習する足し算。
実際には、足し算は何歳ごろから勉強させるとよいのでしょうか?
東大生の半数以上が未就学児で足し算を学習
プレジデントベイビー(2016)の調査によると、
東大に進学した子供が小学校前までに習得したものとして以下のような結果があります。
1桁の足し算 | 56.7% |
2桁の足し算 | 38.3% |
3桁の足し算 | 15% |
九九 | 23.3% |
東大に進学したお子さんは約6割の家庭で小学校入学前までに一桁の足し算ができるようになっているます。
東大家庭にかぎらず、教育熱心な家庭では小学校に上がる前に一桁の足し算を覚えている子供が多い傾向が感じられます。
未就学児のうちに足し算を学ぶ利点
では小学生から足し算を学ぶのでは遅いのでしょうか?
小学校入る前に足し算はできなくても、正直、問題ないです!でも、、
ただ、小学校入学してから数の数え方→一桁足し算→一桁引き算と1学期のうちにどんどん授業は進みます。
思った以上にハイスピードで勉強がすすんでいきます。
小学生が算数が嫌いになる原因の一つとして、小学校に上がってから最初に学ぶ算数の足し算にあるとされています。
足し算でつまづく=算数が嫌いになる
という図式になってしまうのです。
ここで算数きらいになってほしくないですよね!
小学校の授業では皆のペースで進めなくてはいけません。そこでつまづくと、算数の成績が伸び悩みます。
そして算数が嫌になっちゃうのです。
そこで小学生になってから足し算を勉強するのではなくで、幼稚園児のころから少しずつ足し算を先取り学習することで、小学生になってから学ぶ算数の負担を軽減させます。
当然小学生の1年生で足し算を学んだ時、すでに学習済みの内容なので、皆よりすらすら計算することができ「得意になる=自信がつく=算数好き」という流れになりやすいのです!
算数が得意だと入試に有利な理由
将来的に理系に進みたいならもちろん、文系に進む場合でも算数が得意だと入試に有利です。
わたしの弟(一橋卒)は、文系ですが、数学が得意でほぼ満点の成績(全国模試でトップレベル)でした文系だけど理系科目で点数稼ぎをすることができ、現役で一橋の経済学部に合格しています。
数学が得意だと文系に進学しても優位だよ~算数はその土台をつくる教科から苦手科目にならないようにするのがおすすめ
受験では、英語などの文系教科比べて、算数・数学の点数の差が大きくつきやすいため、算数を得意にすると総合得点で優位になりやすいとも言われています。
未就学児に足し算の教え方
算数の先取学習はおすすめですが、計算を正確にすばやくできるっというレベルになる必要はないと思っています。
大事なことは、数字を使って考える力。
これからの時代、求められるのは思考力!入試でも思考力を問われる問題が増えています。
とはいえ、机の上で勉強する必要にないと思ってます。
数字に関する感覚は、0歳児の頃からでも遊びの中で教えることが可能です。
算数好きにそだてるために、娘に教えている方法をお伝えします。
日常の中で数の感覚を作ろう
わたしの父は、孫娘と階段をのぼるとき、必ず、一つ、二つ、と数えながら登りました。
おやつをあげる時も数を数えてあげていました。
数への感覚をやしなうのに、特別な教具がなくても、日常の中で教えることが可能です。
足し算を教える前に、まずは数字の感覚が身についている必要があります。
視覚的な数と数字が結びついていなければなりません。
1から10まで増えると数が増えるということを教えてあげるのに机の上である必要はありません。
お菓子を食べる時、階段を上がり下がりする時、時計を見た時、買い物をしたときなるべく
モンテッソーリ教育で数の感覚をやしなう
わたしは幼いころ近所に偶然モンテッソーリ教育で有名な幼稚園があったため、その幼稚園に通って、モンテッソーリ教育を受けました。
モンテッソーリ教育の中でも、数字を感覚的に身に着ける教具で遊んだのをおぼえています。
実際の物を数えながら数字をインプットしていく、実際の大きいものと小さいものを見ながら大きい、小さいという感覚を覚えていくというような段取りです。
ただ、なかなかそんな環境はありませんよね?
でも最近では質の高いモンテッソーリ教具が簡単にオンラインで購入できるようになりました。
こういう教具で遊ばせることで数字の力を養うことができます。
100均グッズを使って数と計算を教える
「共働きで、忙しく子供に数を教えてあげる時間がない」という方にお勧めしたいのが、お風呂時間に数を教えてあげるという方法。
先ほど日常の中で教えるメリットをお伝えしましたが、わたしは娘に100均のおもちゃを使ってお風呂で数を教えています。
上の写真の100円おもちゃは、水の中でも使えるのでお風呂でのおはじき替わりにぴったり。
この数を数えたり、洗面器に入れたり、ケーキに見立てて遊んだりします。
おうちに2個ケーキがあります。ママがもう1つケーキを持ってきました。全部で何個になったかな?
こんな感じで足し算を教えてます。
ついでに引き算も
3つあったケーキのうち妹が2つ食べちゃった。ママの分はあといくつ?
などなど。
お風呂の中のコミュニケーションにもなりますよ。
トランプ遊び
トランプ遊びも数字の概念を感覚的に覚えるのにおすすめの道具です。
トランプなら手軽でどこでも遊ぶことができます。
トランプには、数字とその数の分の記号が書かれています。
最初は1から5までのカードではじめて
2枚合わせると6になるカードを教えて
などとして、足し算にならしていきます。
記号のところを数えれば、6になる数字も導きだすことができます。
7ならべとか昇順、降順などがわかるようになる遊びもおすすめだよ!
RISUきっずで足し算ができるように!
お風呂の中での遊びだけだと物足りなくなったころ、ちょうど「RISUきっず」という算数に特化したタブレットを試す機会がありました。
ちょうど5歳の誕生日を迎えたばかり。まだ計算なんて早いかなと思いつつ「RISUきっず」試してました。
RISUきっずとは、タブレットで算数の先取学習ができるという学習システム。
なんと、いつの間にか計算式を使った一桁の足し算ができるようになってました。
ちなみに、RISUきっずで足し算の計算をする時、同時に使用したのが以下のようなそろばん状の知育玩具です。
最初娘は手を使って数えていましたが、手だと数えにくいし間違いやすい!そこで以下のようなそろばんを使うとすごくわかりやすくて便利でした。
上の部分の玉を動かすことによって、感覚的に数がわかります。
未就学児の足し算の勉強には、100玉そろばんがあると視覚的に学習できて便利です。
100玉そろばんは大き目の玉のものを選ぶと、子供が動かしやすくおすすめですよ。
娘はRISUに入会して3カ月で「RISUきっず」のレベルを卒業。その上の「RISU算数」で小学生の問題を解いています。
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学習ペースは週1で30分ぐらい。それでも年中さんで二けた足し算、一けた引き算ができるようになっています。
まとめ
我家では、算数は楽しんで覚えてくれればいいなと考え小さい頃から、数字の概念を遊びの中に取り入れてきました。
近所のお花屋さんやお菓子屋さんにお買い物に行ったとき、本人にお金を渡すことで足し算引き算に興味をもたせたりしています。
トランプ遊びやUNOも大好きで、遊んでいます。
下の子はお姉ちゃんの影響もあり3歳から7並べ大好きで楽しんでいるよ。
そして教材としてはRISUきっずを使って計算式を理解できるようになりました。
おかげで小学校受験も無事クリア。
小学校でも算数は大好きとテストで高得点を取っています。
小学校にあがってから計算でつまづかないためにも、小学校前からぜひ足し算にチャレンジしてみてください!
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