2018年にオープンした港区郷土歴史館
2018年11月1日に白金台駅そばにオープンした港区郷土歴史館を併設した「ゆかしの杜」。
もとは三田にあったものがこちらに移転してきました。
「ゆかしの杜」の「ゆかし」とは「心ひかれ、そこに行きたいと思う」という意味から名付けたそうです。
建物は1938年に竣工した旧公衆衛生院を利用しています。
ここは、東京大学医科学研究所の敷地と隣接しており、現在も東京大学医科学研究所に対になる建物があります。
歴史好きや、建築好きな方にはぜひ一度見てほしいです!
尚、東京大学医科学研究所の敷地から郷土資料館に抜けることはできません。
旧公衆衛生院の建物は大きさもかなり大きく、ゴシック調の美しい外観で、この外観だけでも一見の価値があります。
入り口は、白金台地下鉄の2番出口からでてすぐにあります。
看板にそっていくと、中央エントランス左と書かれていますが、すぐ目の前に見える南エントランスから建物内に入ることも可能です。
そこから中央エントランスの方に建物内をぬけていくことができます。
エントランスが2階にあるつくりになっていますので、自分のいる階を勘違いしないようにしましょう。
子供連れにおすすめのコミュニケーションルーム
館内は、港区の歴史などが紹介されている常設展示室、特別展示室の有料エリアと、自由に参観できる無料エリアに分かれています。
この中でもぜひ子供を連れていきたいのが、無料エリアにある「コミュニケーションルーム」。
この中に展示されているもの全て、なんと触ることができるのです。
ミンククジラの骨や、マンモスの歯、動物の骨、動物の剥製、貝塚、昔の家具にいたるまで、自由に触れます。
しかも本物だよ!
また学芸員の方が、いろいろ説明してくださいます。そこで初めて知ったのは像の歯が一本しかない!ということでした。
たしかに顔の骨をみるとよくわかります。
またわたしの娘2歳と甥っ子4歳が夢中になっていたのが、黒電話でした!しかも、ボタンを押すと「りんりん」となる仕組みになっています。
携帯しか触ったことがない子供たちでしたが、それが電話だとすぐわかり、「もしもし~」と30分以上遊んでいました。
常設展示室、特別展示室について
郷土歴史観の常設展示室、特別展示室は有料となっています。
常設展では大人300円、小中学生は100円で、特別展示室は展示内容によってことなります。
常設展では主に港区の自然、歴史、文化を知ることができます。館内も結構広いのでゆっくり見て回ると1時間ぐらいはかかります。
1階にはオーガニックカフェが併設
子供連れに嬉しいのは1階にはカフェが併設されていることです。
オーガニック野菜を使用しているため子供に食べさせるのは安心。
しかもおしゃれなお子様ランチもあります。
子供用の椅子もあり、広々とした空間でゆっくりランチやお茶をいただけます。味付けも薄味で美味しいですが、値段の割にはボリュームはいまいちで、男性には物足りないかなっという感じです。
八芳園が経営するカフェだよ。ここに訪れたらぜひ一度立ち寄ってみて!
港区民向けの子育てひろば「あっぴい」が併設
港区民限定にはなりますが、0歳-3歳児向けのプレイルームと一時保育所を提供している港区子育てひろば「あっぴい」が入っています。
この「あっぴい白金台」は郷土資料館オープンに以前にも利用可能であったため、わたしも何度か利用しました。
保護者と利用する子育てひろばは残念ながらおもちゃの数が少なく、子供の気分転換にはなるものの、長時間滞在向けではないなっというのが感想です。
ただ飲食も中で可能なので、子供の離乳食を食べさせたりするために利用するのも便利です。
桜の季節の訪問がおすすめ
「ゆかしの杜」に隣接する、東京大学医科学研究所は桜が非常にきれいです。
お基本的には病院の敷地内なので関係者以外は入らないようにということですが、敷地内で飲酒したり、騒いだりしなければ特に注意されることはないでしょう。
小さな子供とゆっくりお花をみるのはすごく快適です。(「ゆかしの杜」の中には授乳室も、オムツ替え施設もあります。)
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