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飛行機からの落下物ってどのぐらいあるの?羽田新ルートは大丈夫?

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羽田新ルートにより、落下物を懸念する声が聞こえてきます。現在航空機から落下物を100%防ぐ方法はありません。そこで落下物はどのようなものがあるのか、落下物の件数など国土交通省の資料をもとに調べました。

目次

飛行機からの落下物の大半は氷の塊

航空機からの落下物は、航空機から漏れた水が上空で凍って、それが着陸直前に落ちてくると氷の塊と、部品にわかれています。落下物の多くが氷の塊です。

この氷の塊は、航空機が着陸のために胴体から車輪を出す脚下げの際に落ちてくることが多くなります。下記国土交通省の資料にもあるように、氷塊はたばこ箱ほどの大きさになるものも。上空から落ちてきて頭に当たった場合は大けがになりそうです。

引用:落下物対策の強化策(報告書)平成30年3月落下物防止等に係る総合対策推進会議

氷の塊でも上空から落ちてきた場合、屋根瓦が壊れるほどの衝撃があります。

成田空港での落下物は年間約2件

成田空港での落下物は成田空港の発表によると現在、年間約2件ほどになっています。参考までに成田空港の発着便の本数は2019年で26万件発着しています。

上記資料でもわかるように、過去10年の間に成田空港周辺で落下物により被害が確認されたものは5件あります。主にビニールハウスや屋根瓦の損傷です。

成田空港での落下物対策

現在、成田空港では、脚下げ時の氷塊や部品の落下を防ぐため、海上での脚下げを徹底することで、特に氷塊による落下物を大幅に減らしています。国土交通省と成田空港は、実際に脚下げを確認するために九十九里浜で定期的にチェックすることで安全を確保しています。

国内の航空機からの部品落下の状況

航空機からの部品落下については落下物対策のために国土交通省がまとめた資料があります。

引用:落下物対策の強化策(報告書)平成30年3月落下物防止等に係る総合対策推進会議

航空機からの部品落下は、全国で年間50件程度、もっとも落下割合の高い部品は多いのはレンズカバーを含むライトとなっています。

羽田新ルートへの落下物の危険性は?

羽田新ルートでは、都心を通って羽田空港に着陸するため、最も落下物が起きやすい脚下げを都心でしなくてはなりません。そのため、成田空港で落下物が少ないからといって、羽田でも同じではありません。

成田空港では、海上にて脚下げをすることで、氷塊の落下事故を避けられますが、今回新ルートでは住宅地の上空で脚下げをせざる得ないため、危険性を指摘されています。

また成田空港周辺よりも住宅、人が密集している都市であれば、小さな部品や氷塊が落ちても人や物にあたる確率も当然高くなるのではないでしょうか。

落下物は今のところ100%防ぐ手立てはないのが実情です。たとえ小さな部品や氷塊でも上空から落ちてきたら小さな怪我ではすみません。またそれを注意することも困難です。飛行機の量が増えれば増えるほどこのような危険性も増すでしょう。

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