コンビから2021年2月に発売となった座席の高さが高いハイシートモデルの「ラベリタ(Laverita)」。コンビのハイシートモデルの「Atto」の後続モデルとなりますで、シート高62センチと、かなりの高シート。
ハイシートの最大の利点は、子どもを真夏のコンクリートからの照り返しの熱や廃棄ガスから守れる点です。
[chat face=”mama.png” name=”港区ママ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]パット見たも素敵な感じだったので、興味をもちました![/chat]
今回このコンビの最新モデルである「ラベリタ(Laverita)」を実際に見て、触って、説明を聞いてきましたがが、残念ながら今一歩魅力に欠けるなというのが、わたしの感想。
「ラベリタ(Laverita)」が残念な点
- パット見高級感ありそうだが、よく見るとそれほどでもない
- 海外のベビーカのようにベビーシートをはずして対面、背面を切り替えるタイプだが、チャイルドシートとの互換性などトラベルシステムがない
- 走行性はいうほど優れてない
- 折りたたんだ時思った以上に幅がある
そこで「ラベリタ(Laverita)」についてデメリットとメリットも含めて解説していきます。
ラベリタ(Laverita)の特徴
ラベリタのスペックは以下
価格 | 6,3000円(税込み69,300円) |
対象年齢 | 生後1ヵ月~36ヶ月(3歳頃まで)15キロ以下 |
シート高 | 62センチ |
サイズ | 使用時:W510×D850~890×H1100mm 折畳時:W510×D450~700×H780~960mm |
カラー | ウルバニタカーキ(KA) マスキーレグレー(GL) クラッシーネイビー(NB) |
重量 | 6.7キロ(フル装備重量:6.9kg) |
リクライニング角度 | 110~160度 |
注目はシート高
ラベリタ(Laverita)の最大の特徴はそのシート高が62センチということ。これはコンビの出しているベビーカーの中では最も高いシート高になります。
コンビのスゴカルスイッチが53センチのシート高なのと比較してもかなりシートが高めなのがわかります。
[chat face=”mama.png” name=”港区ママ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]わたしの使用しているイージSと比較すると62センチといえばこんなに高くなります。[/chat]
ちなみに、ベビーカー史上最高のハイシート「ストッケエクスプローリー」では赤ちゃんの座る位置の高さが70㎝です。
60センチを超える高さになると、ベビーカーをそのまま机につけて食事をすることもできるので、外出先でも子ども専用のチャイルドチェアをお願いする必要もありません。
[chat face=”mama.png” name=”港区ママ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]外食の時、チャイルドチェアがないお店でも安心だよ。そういう意味では夏のコンクリートの照り返しによる暑さ除けや排気ガスの影響を減らす以外にも、ハイシートはすごく便利なんだ。[/chat]
シートをはずして対面、背面きりかえ
日本のベビーカーでは少ないタイプの、フレームからシートをはずして対面と背面を切り替えるタイプ。
背面や対面をシートから外すことで切り替えるメリットは、タイヤの効果を最大限はっきできるというものです。
例えば同じコンビの「スゴカルスイッチ」では対面だと、前タイヤがダブルタイヤ、後ろタイヤがシングルタイヤとなります。対面・背面をハンドル切り替えでかえると、前タイヤがシングル、後ろタイヤがダブルタイヤとなります。
対面と背面で押し心地が多少変わってくるのです。
一方、「ラベリタ(Laverita)」では、フレームが固定されるので、走行性が対面でも背面でも変わらないという良さがあります。
見た目の高級感
ハイシートのベビーカーは、海外製の高級ベビーカーを彷彿とさせる高級なイメージを与えます。
そんな高級ベビーカーを意識して作られた感はすごくあります。ハンドルの高さも調整できるためハイシートでありながらも日本人に使いやすい高さになっています。
対面、背面でも折りたためる
多くのメーカーのベビーカーは対面時には折りたたむことができない中、ラベリタは対面でも背面でも折りたためるというメリットを持っています。
案外外出時や車に乗せるとき、いちいち切り替えて折りたたむのは面倒。
そういう際に両サイドでたためるのは、便利で大きなメリットになります。
ラベリタ(Laverita)がオススメではない理由
確かにラベリタ(Laverita)は海外の高級ベビーカーに雰囲気を似せて作った国産メーカーのベビーカ。
パンフレットなどで検討した際には、機能も含めてもの海外製にひけをとらないかとおもったのですが、実際試してみるとやはりまだまだ、という感じがします。
そんなデメリットについてお伝えします。
シートは外れるのにトラベルシステムではない
シートがポコッと外れるタイプの海外製のベビーカーの多くはトラベルシステム対応。
トラベルシステムとはチャイルドシートやベビーキャリー、ベビーカーなどの機能を一つでできシステム。
主には、チャイルドシートをそのままベビーカーのフレームに取り付けられるため、なんといっても赤ちゃんを寝たまま、車⇔ベビーカーで運ぶことができる優れものなのです。
また車を持っていない人でも、新生児期から使うことができるチャイルドシートを新生児の時は利用し、お座りができるようになったら、普通にベビーカーのシートに変更するなどという方法で利用している人もたくさんいます。
日本のメーカでもエアバギーなどはトラベルシステムに対応しています。
せっかくベビーカーとフレームが外れるのでれば、ラベリタでもそういった機能も充実させてくれればと思います。
グリップが安っぽく見える
ラベリタの全体の雰囲気は高級感があるのですが、グリップカバーが外れるようになっているからか、やはり海外製の高級ベビーカーと比較すると、特にグリップ部分が見劣りしてしまうのがデメリット。
[chat face=”mama.png” name=”港区ママ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]サイベックスMIOSなど高級ベビーカーが茶色のグリップで高級感があるのですが、比較するとかなり見劣りが。。。洗えるのはいいんだけど、なんか余計に安っぽく感じてしまいました。。。[/chat]
走行性はそれほどよいとはいえない
確かにコンビのスゴカルαと比較すれば、ラベリタは走行性は格段に向上しています。
しかし、片手でかろうじて走行できるレベルです。段差は試していないのでわかりませんが、海外勢にはかなわないでしょう。。。
折りたたんだ時案外厚みがある
対面、背面でも折りたたみができるのは、ラベリタのメリットと書きましたが、折りたたんだ時の厚みが案外気になるのもデメリットです。
スゴカルスイッチでは折りたたんだ時の幅は36センチですが、ラベリタは45センチから70センチ。。。
[chat face=”mama.png” name=”港区ママ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]なるべくコンパクトな方が収納や持ち運びの際楽です。[/chat]
特に対面時の時に折りたたむとかなりの厚みになっちゃいます。三つ折りなので仕方がないところもあるのですが、大きくみえるサイベックスの三つ折りベビーカーMIOSでも39センチ。
比較するとラベリタは収納サイズが大きいのがわかります。
まとめ
ラベリタは残念ながら、全体的な中途半端感がいなめないなっという印象のベビーカーでした。
シートの高さにこだわらないのであれば、折りたたみもコンパクトで、5.3キロと軽量のコンビの「スゴカルスイッチ」の方がおすすめです。
また同じ価格帯で、走行性をさらに重視するならサイベックス「メリオ」がおすすめ。トラベルシステムにも対応しています。
ハイシートが良いという場合は、国内メーカではピジョンのノートアール(nautR)も62センチのシート高でおすすめ。なおかつ走行性も良いので、イチオシのベビーカーです。
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